力王 RIKI-OH

「力王 RIKI-OH」(英題:Riki-Oh: The Story of Ricky )
制作国:香港 1991年 監督:ラン・ナイチョイ



このイケメンが主人公の力王。欲望にまみれた虫けらどもに力王の怒りの鉄拳が火を吹くぜ!



まさかの割腹から、腸を取り出しての首絞め攻撃!本作のカルトぶりを印象付けるシーンだ(;゚Д゚)!


多くの映画ファンは日本の漫画やアニメ、ゲーム作品の実写化に極端にアレルギー反応を示す向きがある。その理由は原作作品の持つ作風やイメージが、実写化に伴い損なわれ、改悪される印象があるからに思える。 例えば「デビルマン」とか「ドラゴンボール」とか・・・例を挙げればキリがないが、しかし全てが全て酷い作品ばかりというわけでなく「デスノート」や「カイジ」のように独自の設定やアレンジで成功した作品もある。

そんな中で原作漫画の描写を忠実に再現した結果、ある意味で原作よりも有名になり、一部のボンクラ映画ファンの間でカルトな人気となった作品もあったりする。それがこの香港カンフー映画の名プロダクション・ゴールデンハーヴェストで製作された猿渡哲也原作の「力王」であります(`・ω・´) キリッ!

舞台はあらゆる政府機関が民営化された近未来、恋人の敵討ちにより殺人罪に問われた主人公の拳法家・雑賀力王が、すっかりフランチャイズ化された刑務所に収監される処から物語は始まる。刑務所に来た彼の目にまず映るその光景は、あまりにも過激で傍若無人な刑務所を牛耳る極悪人の残酷カーニバル!さらにそこに怒りに奮えた力王の拳が加わることで、その残酷性、ゴア描写は止め処なく加速度を増していくのだ(^ω^;)

顔面をカンナで削り取るわ、五寸釘を突き刺すわ、パンチでドテっ腹を引き裂いて内蔵やら血液やらを辺り一面にぶちまけるわ、いきなり序盤から血しぶき多めで飛ばし気味ですが、こんなのはまだまだご愛敬で、力王と敵対する悪の四天王が登場したあたりからその描写はさらに過激さを増していきます(^ω^;)

敵対するゴリマッチョな幹部がナイフで突如自分の腹を割いて、それに驚愕して近寄ってきた力王を腹から取り出した自らの腸で絞殺しようしたり、出される飯に文句を垂れてた囚人の腕をミキサーに掛け、ミンチになった腕を喰わせようとしたり、予想だにしない展開から繰り広げられるトンデモなゴア描写の数々はもはやカオス。 まるで淡々と日々を織り成すかのように画面に広がるゴア描写の連続に、僕は今この決まり切った馴れ合いを楽しんでいられる世界に生きられることがどれだけ幸せな事なのか実感させらている次第です。



見てみぃ、この破壊力!モータルコンバットも真っ青な、ありえない人体破壊描写の連続!

シーンが切り替わる度に何かと、アップで人の頭が吹き飛ばされ、どてっ腹に穴が開き、手足が千切れるという見るも無惨な人体破壊のコレクション映像。作品の9割がゴア描写で出来ていると云っても過言ではない、スプラッターでゴアゴアなカルト・カンフー映画であります。ゴアゴアすぎて試写会で原作者が気分を悪くして退場するくらいです。カオスです。「北斗の拳」や「モータルコンバット」もこうすれば良かったんだよ(^∀^;)




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