ねこっちゃの聞いた怖い話


「母から聞いた夢の話」


これは僕の母親から聞いた話なんです。まず私には姉が一人いるんですが、母親がまだ姉を身ごもっている時に不思議な夢を見たという話を聞いたことがあるんですよ。その話というのは、もう随分前のことなんですけどね。

私の母が父と結婚して一年くらいたった頃の話で・・・両方とも出身は九州の大分県なんですけど、当時、私の父と母は北海道に住んでたんですよ。母親には兄が二人いましてね。上の兄のほうが自衛官だったんですけど・・・ある時、その上の兄から電話がかかってきたそうなんですよ。電話は「訓練で北海道まで行くことになったから、その時に家に寄る。」という内容だったらしいんですけど。その電話後に母親は夢を見たそうなんですよ。

その夢の中で見た光景というのが親族が集まっての宴会のような様子で、その宴会の席には電話をくれた上の兄が居て、まだその時には生まれていなかった姉も、そこには居たというんですよね。夢の中で上の兄がまだ生まれていなかったはずの姉を抱いていたそうなんですけど・・・。

姉を抱いていた兄が「俺は疲れたから先に休ませてもらうよ。」と言ったので、母親は兄を寝かせる部屋に案内したらしいんですが・・・実際に当時住んでいた家には無かったそうなんですけど、その夢の中には仏壇のある部屋があって、その部屋に布団をひいて休んでもらったというんですよね。夢の内容はこれで終わりなんですけど、母親はその夢がやけに印象に残って、父に「こんな夢を見たんだけど…」と話したらしいんですよ。

それで・・・その夢を見てから一週間程経った日、母親は姉の三ヶ月検診の日で、その時の様子を今でもよく覚えてるというんですけど、検診に赴く前に何気なくテレビをつけたら、自衛隊の航空機が墜落したというニュースが報道されていたそうで・・・母親は直感が走ったそうなんですよね。ウチは父親も自衛官なので、母親はすぐに状況を調べて欲しいと、父親に電話したんだそうですけど・・・やっぱりどうもお兄さんは行方不明になっているようだと。

当時のニュースでも大きく報じられたようなんですけど・・・母親のお兄さん、墜落した航空機に乗っていて亡くなってしまったんですよ。その時の一連の出来事は、一週間前に見た夢と併せて今でも鮮明によく覚えてると、母は僕に語ってくれたんですよね・・・。



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